売れる「アイマスク」のマーケティング/「売れる商品=良い商品」じゃない

アイマスクといえば、主に寝る時に光を遮るために使う道具です。

素材や形や色を多少変えることで差別化することもできますが、それだけでは大きな売上アップにはなりません。

マーケティングの考え方を知っているかどうかで、どんな商品を作るか、どう売るかが変わります。その結果、マーケティングを知らずに突き進む人と売上に大きな差がついてしまいます。

では具体的にどうするか?

マーケティングを使って考えてみます。

世の中を調べてみる

まず、世の中にどんなアイマスクがあるか調べてみます。すると、目的別に主に下の3つに分かれます。

 

【安眠/寝る時に光を遮るもの/1000円〜2000円ほど】

【疲労回復/目を温めたり、マッサージしたり、音楽を聴けたりできるもの/6000円〜9000円ほど】

【美容/スチーム機能も付いたもの/15000円〜20000円以上】

 

あとは素材やデザインが多少違うくらいで、正直、機能に大きな差はありません。

対象を絞る

これらの中で「安眠」を目的にしたものはやめておきます。価格の相場は1000円から2000円くらいなので、売れても大きな利益にはなりません。

それに安眠目的で使うなら人目はあまり気にならないので、デザイン性を高めることなどで差別化はしにくいでしょう。

必要な機能としては「光をしっかり遮れる」「つけ心地が良く眠りの邪魔にならない」くらいです。それらを満たせれば大きな不満は起きず他の要素はあまり必要ないですね。

狙うのなら「疲労回復」か「美容」を目的にしたアイマスクの方が良いでしょう。

どう差別化するか?

「疲労回復」でいく場合、デザインによる差別化は売れるポイントの一つです。職場など外出先で使うこともあるので無意識にでも見た目を重視してしまいます。

たとえば、進化思考を利用して「薄型」にできるのならしてみても良いですね。それでデザイン性が上がるだけで売れる場合もあるのです。

薄いことで邪魔になりにくく、軽くなり女性や子どもでも利用しやすくなれば(重くて疲れるという不満を解消できれば)、売れる可能性はさらに高まりますね。

あるいは「マッサージ効果」を高めるために磁力の効果を融合させたり、マッサージのツボの部分を増殖させたりもできるかもしれません。

マッサージの点が増えることで疲労回復の効果が高まるなら、それを求める人からの「選ばれる理由」になります。その結果、他の商品より売れる可能性がありますね。

あるいは「美容」目的で行く場合、デザイン性は疲労回復目的の商品よりさらに大事になりますね。

見た目の良さと効果が間接的につながるので、見た目を良くするだけで効果が高そうに見え売れる可能性があるのです。

「売れる商品=良い商品」じゃない

ここで大切な考え方として、アイマスクに限らず「売れる商品=良い商品」ではありません。

そうではなく「売れる商品=良く見える商品」です。

実際に使ってみるまでは商品の良さはわかりませんね。「使えばわかる」と言ったって売れないのです。

使う前に判断できるのはその商品の良さではなく、良さそうに見えるかどうかです。実感できる価値ではなく、見えている価値が「価格」を上回っているかどうかが重要です。

見えている価値の「参考情報」としては、デザイン性、口コミ、レビューの高さなどの要素が大切です。これらを高めれば価値が高い良い商品に見えるのです。

デザイン性が高く、口コミが良く、レビューの星の数が多ければ良い商品に見えますね。すると、機能(見えない価値)が他より多少劣っていても売れるのです。

同じ商品でも「見せ方」で結果が変わる

もちろん、機能を高めてお客様に喜んでいただくことは大事です。しかし、その機能も伝わらなければ(見えなければ)手にとっていただけずに終わります。

同じ商品やサービスでも「見せ方(伝え方)」がうまいかどうかで、売上は天と地ほどに差がつきます。売れる「見せ方(伝え方)」は下の本などを参考にぜひ身につけておくといいですね。

上手な広告・販売ページなどは下の2冊の本の内容でできています。

消費者として買う(売られる)側ではなく、マーケターとして売る側に立つのなら絶対必要な2冊ですね。

 

ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

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