「部分最適」と「全体最適」/アンチエイジング実践講座

これまで2回は「糖化」について書いてきました

 

糖化や糖尿病の話では、ほぼ必ずGI値の話が出てきます。

そして、なるべくGI値の高い(血糖値が上がりやすい)食品を避けましょう、というわけです。

しかし、GI値の低い食品を勧めている医師などが自分自身も実践しているとは限りません。

本気でGI値の高いご飯やパンや麺類を食べないようにすると、好きなものが食べられないストレスや、周りの人との人間関係がギクシャクするストレスで体調を崩す可能性もあるでしょう。  

つまり、GI値という「一つのモノサシ」だけで物事を判断するとむしろ「逆効果」になる場合もあるのです。

肌をもっときれいにするために、そして健康を維持するために行っていたことが、むしろ肌を衰えさせ健康も害する可能性があるのです。

これでは本末転倒です。

健康や美容では特に「部分最適」が「全体最適」とは限りません。人の体は機械のように単純ではないのです。

健康も美容もその人の体の内側だけでなく、その人の「心の状態」や「周りの人とのつながり」からも影響を受けているものです。

それらを無視して栄養の話だけをしても意味がないのです。

物事をあまり狭く捉えすぎず全体的に捉えることで、ぜひ健康と美容の両方を実現してくださいね。

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