あなたは毎日よく眠れているでしょうか?
もし眠れていないのなら、ぜひよく眠る方法を学んで実践してみるといいですね。
適切な「睡眠」の方法を知っているかどうかで、ビジネスの成果や老化スピードが変わる可能性があるのです。
睡眠は回復時間
そもそも睡眠とは、何もせずじっとしていることではありません。睡眠時間は体のダメージを回復している時間です。
睡眠は成長ホルモンの分泌が盛んにして、肌や髪を含む全身の細胞を再生します。さらに、睡眠は脳に貯まったゴミを掃除して記憶力や集中力など脳機能を回復し高めるのです。
睡眠時間が短かったり睡眠の質が低かったりすると、脳にゴミが貯まって翌日の頭の働きが鈍ります。
仕事が忙しくて寝てない自慢をする人は、「私は生産性の低い人間です」と言っているようなものなのです。
それに、睡眠が悪いと肌や髪の毛を含めた体の細胞が再生されず、免疫力(体の防御力)も低下してダメージが蓄積されてしまいます。
高い化粧品を使っても、美肌に良い食品を食べても、睡眠不足による肌ダメージを回復することはできません。
その結果、早く老けることになるのです。
しかし睡眠の質を上げることで、ビジネスの成果も健康も両方手に入る可能性があるのです。
では、どうすれば『睡眠の質』を高めることができるのま?
そのポイントをお伝えします。
朝は太陽の光を直接浴びる
朝は太陽の光を直接浴びると、夜に睡眠ホルモンであるメラトニンが出て眠りにつきやすくなります。
逆に朝になっても太陽の光を浴びないと、メラトニンが分泌されにくくなるのです。
そうすると睡眠の質が下がり、体のメンテナンスが追いつかず、体内に毒素がたまりやすくなり早く老けることにもつながります。
実際、睡眠不足の人や質の悪い睡眠を続けた人は、早く老けて寿命も短い傾向にあるのです。
もし部屋の中にいる場合は、必ずカーテンを開けて外の光を入れましょう。
たとえ雨や曇りの日でも、太陽光は部屋の蛍光灯などとは全く比較にならないほど体のリズムを整えてくれるのです。
夜は光に当たりすぎない
寝る1時間以内には、スマホやパソコンなどの画面は見ないこと。これだけでも睡眠の質は簡単に上がります。
これらの電子機器からの光は睡眠のリズムを乱すので、それがホルモンバランスを乱すことにもつながるのです。
そして、寝る時は「完全な暗闇」にすることが大切です。
窓から入る光、室内の電子機器や豆電球一つの明かりでもあると、目からの刺激が脳に伝わり睡眠の質を落とします。
特に女性の場合、光でホルモンバランスが乱れ乳がんの発症リスクが22%高まることが研究でわかっています。
家族がいて明かりを消しづらい場合でも「アイマスク」で光を遮ると良いですね。「耳栓」も加えるとさらに睡眠は深くなりぐっすり眠りやすくなるでしょう。
これらは睡眠の質を高める「美肌グッズ」でもあるのです。
入浴で寝つきやすくする
寝る90分ほど前に40度ほどのお湯で入浴すると、寝る頃にちょうど体温が下がり睡眠に入りやすくなるでしょう。
時間があまりなければ、効果は多少落ちますがシャワーでもいいですね。
食事は寝る2時間前まで
食事は寝る2時間前までに済ませましょう。それ以降の食事だと寝ている間に胃腸が働き睡眠の質が下がります。
さらに、寝ている間に未消化の食べ物が胃腸に残っていると「逆流性食道炎」にかかりやすくなることが知られています。
そうすると、食後の胸焼けやゲップに始まり、悪化すると潰瘍(かいよう)ができ、食道ガンへと移行することもあるのです。
逆流性食道炎は「便秘」が原因で起こることもあります。
便秘を防ぐには「発酵食品」「オリゴ糖・食物繊維」「ウォーキング」などで腸内環境を整える便秘対策も行っておくと良いですね。
「腸内環境の整え方」は下の記事の目次⑨以降↓
ちなみに、上の記事中にある「ビタミンD」は体内時計を整えることにも有効です。
サプリなどで毎日摂ると良いですね。
カフェインとアルコール
コーヒーやお茶に含まれるカフェインは夜寝る6時間以内には摂らないことが大切です。
これ以降に摂ると脳を目覚めさせ睡眠の質を落とすので、お茶を飲むにしてもカフェインなしのものを選ぶと良いですね。
またアルコールを飲むと眠りやすく感じるかもしれませんが、実際には『睡眠の質』を落とします。
適量飲む分には問題ありませんが、寝酒や深酒は避けるに越したことはありません。
これらの中からまずは一つでも実践するだけでも睡眠の質は上がります。適切な睡眠の方法はビジネスの成果や健康にもつながる一生モノのスキルですね。