最強の抗酸化食品10選/アンチエイジング実践講座

前回は体を酸化させる原因についてお伝えしました。

体が酸化すると早く老けるので、アンチエイジングを実践するには酸化の原因を減らすことが大切ですね。

今回は体の酸化を減らす抗酸化食品についてお伝えします。

普段からこれらを積極的に摂ることで酸化(老化)を遅らせることができるのです。

そして抗酸化食品を毎日食べる人は「シミ」や「シワ」ができにくくなり、若々しく見られる人が多いのです。

酸化対策②:抗酸化食品

◎ベリー類&レモン(カラダがみるみる若返る魔法のフルーツ)

ベリー類は非常に高い抗酸化効果を持っているので、ぜひ毎日とることがお勧めです。

冷凍でも効果があるので、ぜひ常備するといいですね。

またビタミンCが非常に豊富なレモンも、抗酸化効果が非常に高いアンチエイジング食品の一つです。

レモンは料理やレモン水などで毎日摂っても良いでしょう。   

ビタミンCはメラニン色素の発生を抑えて、肌が黒くなるのを防いでくれます。

さらに、皮膚に蓄積したメラニンを無色化して肌を白くしてくれる効果もあるので、ぜひレモンは積極的に摂ることがお勧めです。

ただし、タバコで発生する活性酸素はビタミンCを多く摂っても「なかったことに」できないほど多いので、禁煙以外に肌を守る方法はありません。

◎トマト

トマトに含まれるリコピンには高い抗酸化作用があり、紫外線による肌へのダメージを減らすことがわかっています。

さらに2010年の研究では、トマトを多く食べている人はシワの深さが浅くなることが示されました。  

◎ナッツ 

ナッツは抗酸化効果の非常に強いアンチエイジング食品の一つです。

ナッツにはストレス緩和やシワの改善などに効果があるオメガ3脂肪酸が入っている他、血流アップやシワの改善に効果的なビタミンEも豊富です。

そして食物繊維はキャベツの約5倍も入っています。

ハーバード大学の研究によると、「一握りのナッツを習慣的に食べている人たちは、そうでない人たちと比べて30年間の死亡率が20%も低い」と報告されています。

ナッツの抗酸化(老化を遅らせる)効果の高さが伺えますね。

食べる量は1日25粒程度までが目安に、おやつに食べても良いでしょう。

お勧めは味付けなしの素焼きミックスナッツです。

ただしピーナッツはナッツではなく栄養成分はあまり良いものではないので、積極的に摂る必要はありません。

◎カカオ(チョコレート、ココア、カカオニブ)

チョコレートの原料であるカカオは、ポリフェノールの塊で強い抗酸化効果を持っています。

チョコレートに含まれるフラボノールが紫外線のダメージを減らしてくれ、さらに肌の血流を増やして化粧水をつけた後のようなぷるぷる肌へと導いてくれるのです。

ただし、砂糖による糖化を減らすために「カカオ75%以上」がお勧めです。

また、チョコレート以外ではココア(砂糖不使用)や、カカオ豆を発酵させた「カカオニブ」も、ポリフェノールが豊富で高い抗酸化効果を持っているのでおやつにちょうでいいですね。

◎紅茶・緑茶・白茶

紅茶に含まれる「紅茶ポリフェノール」には、血糖値を上げにくくし、脂肪を吸収しづらくする効果があります。

さらに紅茶に含まれる「ハイドロキノン」は「美白成分」として働きます。

紅茶は若返りやダイエットや美白まで期待できる美容ドリンクなのです。

もちろん、「カテキン」という抗酸化成分を多く含む緑茶もお勧めの飲み物です。   

また紅茶や緑茶に含まれるポリフェノールは、ビフィズス菌を増やして腸内環境を改善してくれることも示されています。

さらに、2009年のイギリスのキングストン大学の研究では、白茶(はくちゃ)を飲むと肌のコラーゲンが作られやすくなりシワの防止やぷるぷる肌につながることがわかりました。

実験に参加した人の89%にも効果が見られたほどなので、特におすすめのお茶ですね。

◎コーヒー 

コーヒーには、クロロゲン酸やカテキンといったポリフェノールが含まれます。

コーヒーは脂肪燃焼効果のほか、心臓や脳の病気を予防したり心の病気を予防する効果まであるのです。

国立国際医療研究センターによる調査では、コーヒーを1日3~4杯飲む人はほとんど飲まない人に比べ、2型糖尿病の発症率が男性で17%、女性で38%減少するという結果が出ました。

コーヒーにはさらに「美白効果」もあり、お茶の水女子大学の研究によると「コーヒーを1日2杯以上飲む人はシミが少ない」ことが確認されました。

ただし、これらの効果はコーヒーを「ブラックで飲む」場合に限ります。糖化につながる砂糖を入れずに飲むことがお勧めです。

またミルクは体がポリフェノールを使うことを邪魔するので、抗酸化効果を期待するのならミルクは加えない方が良いでしょう。

そしてカフェインの効果は6時間ほど続くので、寝る6時間以内には飲まないことで睡眠をより深くすることができるでしょう。

ちなみに、コーヒーミルクはミルクではなく、その中身はサラダ油+水+添加物(乳化剤や香料など)です。

美肌のために積極的にとるべきものではないので、入れる必要はないですね

◎シナモン

シナモンには血糖値を下げる抗糖化効果があります。さらに抗酸化効果もあり、シミやシワができにくくしてくれます。

そしてシナモンの血行促進作用は、冷えの予防や肩こりの改善などに役立ちます。コーヒーや紅茶に入れて使っても良いでしょう。

◎赤ワイン

アメリカン・ジャーナル・オブ・クリニカル・ニュートリションに掲載された論文などで、赤ワインの健康効果が確認されています。

赤ワインには抗酸化作用の強いポリフェノールが豊富で、さらに血糖値を下げる抗糖化作用もあるのです。

また、腸内のビフィズス菌を増やしてくれる作用まであります。

ただ飲み過ぎないよう、女性は1日グラス1杯まで、男性でも2杯までくらいがいいですね。

◎ブロッコリー &ほうれんそう 

緑黄色野菜は抗酸化効果が高いですが、なかでも特にお勧めなのが「ブロッコリー 」と「ほうれんそう」です。

これら2つにはブルーベリーと同じくルテインが豊富に含まれ、さらにレモンのようにビタミンCも豊富です。

さらに、紫外線による光老化による肌の劣化を遅らせてくれる作用まであるのです。まさにアンチエイジング食品です。

ただし、野菜ジュースは食物繊維が少なく糖分による糖化リスクが高いため、緑黄色野菜を食べる代わりにはなりません。

◎サーモン&イクラ 

サーモンにはビタミンCの6,000倍もの強力な抗酸化成分「アスタキサンチン」が含まれています。

これが紫外線による肌のシミやシワを予防してくれるのです。

アスタキサンチンは赤い色素成分で、紅鮭に多いほかイクラにも含まれます。

おまけ/脂肪はニキビの原因じゃない

抗酸化食品としてチョコやナッツがおすすめですが、チョコやナッツは脂肪が多いのでニキビの原因だと考えられたことがあります。

しかし実際には、ニキビの原因は脂肪ではなく糖質です。

パンやシリアルやパスタなど、糖質の多のものを食べるとそれが体の中で脂肪に変わるのです。

実際、パン、シリアル、麺類、甘い食べ物や飲み物など糖質をたくさんとっている人は、ニキビが治りにくい傾向が出ているのです。

特に思春期の頃はジュースやスポーツドリンクといった「甘い飲み物」が原因でニキビができることが多いでしょう。

大人でもジュース、栄養ドリンク、エネジードリンク、甘いコーヒーなどを飲んでいれば一緒です。

「甘い飲み物」は糖質を一度に大量摂取する魔の食品なので、できるだけ控えた方が良いですね。

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