世界は多様なんかじゃない/宇宙の起源から見る世界観

この世界はたくさんのもので溢れています。

人、建物、車や機械、動物たち、森、海、水や空気、土、砂漠、星や宇宙、いろいろなものがありますね。

さらにそれらを細かく見ていくと、水素、酸素、窒素、鉄などさまざまな材料でできています。

しかし、一見たくさんのもので溢れているように見えるこの世界は、視点を変えるとまるで一枚の布のように一様なものとして見ることができるのです。

宇宙の誕生から進化を見る

この宇宙は約138億年前、ビッグバンという大爆発で始まりました。

その頃この宇宙に存在していたのは、ほとんどが原子量が最小の水素だったと考えられています。

$とらわれない生き方 ∞ 自分を広げるヒント

宇宙の初期の頃は水素ばかりしかなかったのに、どうして今は炭素や鉄などの複雑なものができたのでしょう。

それを実現したのが、大きな星が一生を終えるときに起こす「超新星爆発」です。

$とらわれない生き方 ∞ 自分を広げるヒント

この大爆発によって星の内部の圧力が急激に高まって、原子同士がくっつく核融合反応が進みます。

それが繰り返されることで水素がたくさんくっつき、陽子や電子をたくさん持った鉄や炭素などの物質がこの宇宙に生み出されてきたわけです。

元はすべて同じもの

ということは、元はすべて同じものだったということです。

この世界の人も動植物も街も機械もいろんな材料が組み合わされているように見えますが、結局は陽子や電子など同じ材料の組み合わせです。

この世界は「多様」に見えますが、それは単にそう「見える」というだけなのです。実際の世界は「多様」ではなく「一様」だというのが本当の姿です。

目に見えるものだけにとらわれると、本当のことがわからなくなってしまいますね。

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事