プロテインといえば、筋力アップやダイエット目的で飲む人が多いですね。
いろんな種類がある中でどれを選ぶか迷うこともありますが、選ぶ基準の多くは素材「ホエイ(乳清)かソイ(大豆」、またはプロテインの配合量といったところでしょうか。
そんな中、選ぶ基準に「ウマさ」という点を打ち出した商品が売れているのです。
それが【ウマい プロテイン】 ウマテインです。
今回はこのウマテインについて、売れる理由を見ていきますね。
ダブルで購入率を上げる仕組み
ウマテインの最大のウリは「ウマさ」です。
他のプロテインと比べておいしくなかったら「全額返金保証」まで付けています。
「全額返金保証」は商品の品質(ウマさ)をアピールするプラスの意味もありますし、もちろん購入のハードルを下げる意味もありますね。
価格が高いから買わない、本当においしいかわからないから買わないなど、「買わない理由」をつぶすことは販売ページ作りでは大切です。
品質アピールで「プラス」を増やし、買わない理由を潰して「マイナス」を減らし、ダブルで購入率を上げていますね。
もちろん、500円クーポンでお得感を増したり、期間限定セールとして限定性で消費者の行動を促す仕組みも入れています。
「選ばれる理由」
ただ、このようなページづくりは単なるテクニックに過ぎません。
他社でも、他の商品でも、真似しようと思えば簡単にできるのです。
ウマテインの他に真似できない、あるいは真似しにくい強みがあるからこそ、継続的な競争優位を持って売れ続けているんです。
それが「原料」と「ネーミング」の2つですね。
まず、「原料」としてグラスフェッド(草を食べた)牛の乳を使っています。
グラスフェッドの牛は、生産性重視で狭い牛舎で穀物を食べさせられて育った牛よりも肉質も乳の質も高いのです。
それがウマさにつながっているんですね。
また、もう一つ大事なのが「ネーミング」です。
【ウマい プロテイン】 ウマテインと、わかりやすいネーミングにすることで説明を読まなくともどんな商品なのかイメージすることができますね。
仮に原料を真似したとしても、ネーミングまで真似したらやりすぎです。
このネーミングこそがウマテインの「独自資源」であって、ネーミングによって他社を引き離し継続的な競争優位を築いているのです。
選ばれる理由は「不」の解決
これらだけでも素晴らしいですが、売れる「真の理由」はおそらく別のところにあるでしょう。
それが「選ばれる理由」のシフトです。
初めにお伝えした通り、多くの人がプロテインを選ぶ基準は素材「ホエイ(乳清)かソイ(大豆」、またはプロテインの配合量といったところでしょう。
そんな中、選ぶ基準に「ウマさ」という点を打ち出したところに新しさがあるのです。
もちろん、ただ「新しい」だけでは売れる理由になりません。
その裏には「プロテインは飲みたいけれど、おいしくない」という、たくさんの人たちの潜在的な「不(不満、不便など)」があったのでしょう。
この「不」を見事に解決したからこそウマテインは売れているのです。
ヒットは消費者から生まれる
プロテインに限らず、ビジネスの鉄則は世の中の「不」の解決です。
他社が解決できていないこと、解決できるとは思わず諦められていることを見つけて、それを解決できると、多くの人たちに喜ばれる商品やサービスになるのです。
単に新しい成分を入れたり他社と違うパッケージや名前にしたりすれば、売れるわけではありません。
そのような小手先のテクニックではなく、顧客の「不」の解決という本質的なところを突く必要があるのです。
自分自身がプロテインの消費者なら、今回のような「不」に気付きやすくなるでしょう。
「ヒットは消費者から生まれる」ことが多いのは当然ですね。