整体院といえば、筋肉のコリや疲労をほぐしてくれるところです。肩こりや腰痛などの改善をすることもできますね。
ただ、どこも似たようなことをやっているため他の整体院と同じようなことをしていたら、結局横並びになってしまいます。
ではどうするか?
今回は「売れる整体院」にするためにはどうするかについて見ていきます。
「待ちのスタイル」を脱却する
技術力が高ければ評判になって口コミで人は増えるかもしれませんが、それではいくら増えると行ってもターゲットは「整体へ行く人」に限られます。
また、整体は通常、看板やチラシなどで集客して患者さんの来店を待つスタイルです。
しかしこの「待ちの姿勢」というやり方をしている限り、結局は他店と似たようなサービスになってしまうのです。
だからこそ他がやらないようなサービスを考えてみます。
職場に特化
たとえば、ターゲットをオフィスワーカーに特化して施術は腰痛と肩こりに絞ります。そしてオフィスへ営業するのです。
悩みを抱えた人が来るのを待つスタイルから、悩みを持つ人が集まっている場所へ自ら出向くスタイルへと変えるのです。
その際、腰痛や肩こり改善だけであれば顧客単価は通常のままですが、それによって社員の生産性が上がれば経済的価値が高まります。
施術のゴールを「不調を改善すること」とするのではなく、不調の改善によって「生産性が上がること」へとゴールをシフトするのです。
整体を「不調を治す手段」ではなく、「生産性UPの手段」にするのです。
たとえば、パソコン仕事中の姿勢改善指導を含めて肩こりや腰痛改善することで社員の生産性が仮に5%上がった場合、その経済的価値を数字で出すことができるでしょう。
ある程度売上の大きな会社で人数もいれば、その経済的価値は月に数百万円アップも可能です。仮に月に300万円の生産性をアップさせる施術が月に30万円でできるとなれば、十分な費用対効果が見込めます。
さらに、月額制にして3ヶ月や6ヶ月パックなどで売り出せば経営を安定させられますね。
これはオフィスに限らず、従業員の多いスーパーやショッピングモールなどを対象としても良いかもしれません。
ビジネスをBtoCからBtoBへと変えるのです。
メンタルケア
姿勢が固まることは腰痛や肩こりだけでなく、鬱や自律神経の乱れにもつながります。そして血流が悪くなり肥満や冷え性、便秘などにつながることもあるのです。
さらにそのような身体の不調がメンタルに悪影響を与えますね。
姿勢はメンタルに大きな影響を与えるのです。しかし逆に、姿勢改善でメンタルを改善できる人たちは潜在的に非常に多くいるでしょう。
メンタルの改善が間接的に社員の生産性向上につながったり、欠勤を減らし休日を充実させ社員満足も大きく向上できる可能性があるのです。
来院の”きっかけづくり”
また、出張先では簡単なマッサージだけにとどめ、さらに施術をしてほしい人には来院の際の割引券を渡しても良いですね。
出張を来院の”きっかけづくり”と位置付けるのです。
それによって「整体院へ来る人」だけをターゲットにする場合より、さらに多くの人たちを救える可能性があるのです。
「お金をもらいながら集客できる」わけです。
考え方次第で事業は大きく広がりますね。