既存の枠組みを超えたところに価値がある/マーケティングの鉄則

前回は既存の枠組みを超えたビジネスについて見ていきました。

 

お客さんの望むゴールから逆算して、その手段を商品やサービスにすれば良いのです。

そのようにワンストップでお客さんの悩み解決や目標達成サポートを実現できれば、それがビジネスの「選ばれる理由」になりますね。

今回は同じ考え方の応用を見ていきいますね。

ヨガスクール/目的実現に役立つなら全て商品

たとえばヨガスクールを運営する場合、そこで提供するサービスはヨガだけである必要はありません。

仮にお客さんが「美しく痩せる」ことを望んでいるなら、ヨガに加えて「栄養士監修の食事プログラム」や「行動を習慣化するノウハウ」を提供しても良いのです。

以前の記事でも似たようなことを書きました。

 

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「美しく痩せる」ために役立つものは全て商品になるのです。

良質な睡眠をもたらす枕やマット(睡眠の質が落ちると食欲が増し太ります)、痩せやすい体を作るコーヒーやオリーブオイル、腸内環境の改善に役立つオリゴ糖なども美しく痩せるのに役立ちます。

(※ブラックコーヒーの脂肪燃焼効果は研究で実証済みです)

特に消費財(使うとなくなるもの)であれば継続的に買ってもらえるので、高い顧客単価を継続することにつながります。

私自身、単品リピート通販ビジネスの経験がありますが、通販を専業にするなら売り上げを継続的に上げるために化粧品や健康食品など「使うとなくなるもの」を売るのが鉄則ですね。

ヨガスクールだからといって、ヨガだけを提供する必要はないのです。

お客さんの望む未来から逆算して、それを叶える手段は全て商品にできる可能性がありますね。

パーソナルカラー/webデザイナー

パーソナルカラー診断を提供するサービスにしても、提供する手段を一つに絞る必要はありません。

恋活・婚活をしたい人にはファッションのアドバイスを提供しても良いですし、会話の弾むコミュニケーションも商品になるでしょう。

 

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あるいはwebデザイナーにしても、デザインだけでなくwebマーケティングを組み合わせるとクライアントの望みをより高いレベルで叶えることができるでしょう。

クライアントは美しいデザインのサイトが欲しいのではなく、売上の上がるサイトが欲しいのです。

ゴールは美しさではなく売上なのです。

そのゴール達成をより確実にサポートするには、コピーライティングやwebマーケティングのスキルを使えると良いのです。

自分一人ではできないのなら、できる人と協力すれば良いですね。

少人数でチームを組んでお互いの強みを組み合わせることで、クライアントにより高い満足度を持ったサービスを提供することができるでしょう。

webデザイナーだからといって、webデザインの枠の中だけ思考を閉じる必要はないのです。

マーケティングは「相手からスタートする」

枠なんてどうでも良いので、「誰に、どんな価値を提供するのか」、相手が実現したいゴールから逆算して考えることです。

大事なのは自分が持っている「手段(HOW)」ではなく、相手が実現したい「目的(WHAT)」です。

「自分」ではなく「相手(WHO)」からスタートすることが、人から求められるには必要なのです。

そしてこれはマーケティング思考の鉄則でもありますね。

自分が何を売りたいか、自分の強みは何か、からスタートしても売れる商品やサービスはできません。

「誰に、どんな価値を提供するか」、まず相手からスタートして、それを実現する手段はその後で良いのです。

マーケティング思考のフレームワークは、HOW(手段)よりWHO(誰)を先に考えるのです。

【マーケティング思考の「フレームワーク」】

1. ゴール・目的設定

2. 市場分析

3. WHO(誰を対象にするか?)

4. WHAT(どんな価値を提供するか?)

5. HOW(具体的にどうするか?)

 

HOW(手段・枠組み)から先に考えていては提供できる価値は限られます。

マーケティング思考を使うと、自然と世の中の枠組みを越えてより大きな価値を作り出せるようになりますね。

 

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