ビジネスをしていると、「集客がうまくいかない」「商品が売れない」などの悩みを抱えることがありますね。
私自身、起業して化粧品・健康食品の通販(EC)で同じような悩みを経験しました。いくら頑張っても全く売れなかったのです。
私が行ったECは、商品を仕入れて楽天やAmazonに出品するものではありません。
「どんな商品をつくろうか?」というゼロイチ企画をパソコン1台からスタートして、商品を作り自社サイトを作り、そこへ集客して販売するモデルです。
広告を使えばサイトへのアクセスは集まるものの、それだけでは売れません。そんな時、売れるきっかけになったのはマーケティングの学びでした。
マーケティングを学び小さな改善を何度も何度も積み重ね、やっと売れるようになったのです。
マーケティングはどこでも使える
しかし、何とか売れて軌道に乗り始めた矢先に、競合からネットで悪評広告を流されて売上が大きく落ちることとなりました。
さらに、新たな競合がうちの類似商品を出してきて売上はさらに半分近くまで落ちました。それでも何とか乗り越えられたのはマーケティングからの学びが最大の要因です。
結局そのビジネスはほぼ1人で年商1億を超えそうなところで、行政からの規制によって途中でやめることを決断しました。
しかし、そこから得た経験を活かしてグループ会社の起業や新事業作りに携わり、十億規模のブランドの広告プロモーションに携わることもしてきました。
そのようにビジネスを成長させられたのは、マーケティングを学んだことが最大の要因です。マーケティングをどれだけ学ぶかがビジネスの成果を決める大きなカギとなるのです。
99%の人が知らない「マーケティング全体像」
マーケティングが大切だといっても、あなたはすでにマーケティングを学んできたかもしれません。
それでも、「集客がうまくいかない」「商品が売れない」とお悩みかもしれません。
そのようにマーケティングを学んでも課題が解決しないのは、マーケティングの「全体像」を教えている人がほとんどいないのが原因の一つです。
マーケティング関連の本やセミナーは多いですが、「webマーケティング」「集客」「SNS」「動画」
「MBA」「戦略」「分析」「価値」など、マーケティングの「パーツ」を扱ったものばかりです。
マーケティングの「パーツ」ばかり学んでもそれが一本の線につながっていないのです。マーケティングの「基礎」や「入門」といった本でも「パーツの組み立て方」を扱ったものはほぼありません。
しかし、ゼロから起業・副業を始めた方や個人事業、店舗経営、スクール運営をされている方、年商1億まで届いていない会社やビジネスに携わる方は特に事業全体に関わっているはずです。
そんな方こそマーケティングの「パーツ」を一本の線でつなげて「全体の組み立て方」を知ることが絶対に必要なのです。
マーケティング4つのSTEP
全体を組み立てるのに必要なマーケティングの「全体像」とは下の4つのSTEPのことです。
マーケティング=広告や集客(STEP3)だと思っている人が多いですが、ご覧の通り集客はマーケティングの「パーツ」です。
いくらSNSや広告で集客(STEP 3)をがんばったところで、その前のSTEP1の企画やSTEP2の商品作りがうまくいっていないと商品やサービスは売れません。
何の特徴もないふつうのラーメン屋やどこにでもありそうな洗顔料のHPに集客しても売れないのです。
「集客がうまくいかない」「商品が売れない」という場合、原因は集客やセールスではなく「それ以前」にある可能性があるのです。
なぜ、いくら頑張っても儲からないのか?
また仮に売れたとしても、STEP4の収益アップの仕組みが作れていなければ穴の空いたバケツに水を注ぐようにお金と労力が垂れ流されることになるでしょう。
すると、いくら働いても忙しいだけで儲からず安定もせず、残念なビジネスを続けることになるのです。
しかし、「集客がうまくいかない」「商品が売れない」と悩んでいてもマーケティングの「全体像」を知らないと、その解決策を流行りのwebマーケティング(STEP3)などに求めることもあるでしょう。
だからうまくいかないのです。
解決すべき「課題」を間違っているのでその「解決策」がズレるのです。ズレた解決策で課題を解決することはできません。
あなたの課題がコンセプトや商品にあれば、STEP3の動画や集客を勉強してもSTEP1や2が未経験な集客のプロやwebマーケターに高いお金を払ってコンサルを頼んでも、残念ながら解決はできません。
いくら努力しても売れないのです。
「部分最適」が「全体最適」ではない
あなたが本当に解決すべき課題はSTEP1やSTEP2かもしれないし、STEP4かもしれません。
でも、マーケティングのSTEP3しか知らないと本当の課題が見えなくなってしまうのです。
だから「全体像」が必要なのです。
ビジネスは全体を一貫して設計しないと成果は出ず、一時的に成果が出て利益は残らず無駄に忙しいだけで終わります。
ビジネスの一部だけを改善する「部分最適」が「全体最適」にはならないのです。特に、ビジネス全体をコントロールできる小さな会社や個人の方は全体設計が絶対に必要です。
「全体像」を理解してSTEP1~STEP4のどこかに隠れている本当の課題を見つけそこにアプローチすることが最短で成果を出すルートなんですね。