今回は前回の「赤い食品vs緑の食品」について、「緑の食品」についてより詳しく見ていきます。
前回の記事はこちら↓
【緑の食品】
たくさん食べると老化や病気につながりやすい「赤い食品」には、高塩分/高糖分(砂糖、果糖ぶどう糖液等など)/高脂肪/でも低栄養(ビタミン、ミネラルなど)という特徴がありました。
自然の状態より『異常に』塩分、糖分、脂肪分が高い食品ですね。
一方の「緑の食品」とは、栄養豊富で自然に近い食品を指します。たとえば、下の食品が「緑の食品」の例です。
手を加えていないフレッシュなフルーツ
野菜(生でなくともOK)
サラダ、野菜スープ、豚汁、カレー、漬物、パスタなど、いろんな食べ方がありますね。
豆類
「緑の食品」はどれもビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富ですね。
「緑の食品」は体に良いことばかりですが、100%「緑の食品」だけを食べれば良いわけではありません。肉や魚やご飯など他にも必要なものはあります。
食事の中で「緑の食品」の割合を増やせば、無理なく自然と不調が減り体調が整っていくんです。
【「緑の食品」が「赤くなる」時】
ただ、いくら野菜やフルーツが「緑の食品」でも、加工しすぎると「赤い食品」に変わります。
糖分を加えたジャムやフルーツケーキなどは「赤い食品」に入りますね。
また野菜やフルーツをそのまま絞ったジュースやスムージーは「緑の食品」に入ります。
でも市販の100%フルーツジュースや野菜ジュースは残念ながら「赤い食品」の仲間です。
これらは本来の果物や野菜から「食物繊維」を取り除いていたり、濃縮還元(絞った果汁から水分を飛ばして冷凍し、使うときに水で戻す製法)によってビタミンやミネラルといった栄養素が取り除かれていたりするのです。
「食物繊維」「ビタミン・ミネラル」が減っていて「糖分」と「水」ばかりが残っている。これは自然界にはあり得ない「不自然」な食品であり「緑の食品」ではありません。
100%ジュースなどの「100%」とは、野菜や果物を全部丸ごとから「水以外何も加えていない」という意味で、食物繊維などを「取り除いていない」という意味ではないのです。
体に悪いものを「プラス」はしていないものの、体に良いものを「マイナス」はしているんです。
だからプラスもマイナスもしていない自然のバランスが崩れて「赤い食品」になるのです。
「糖分」は液体からとると体の吸収率が高まるため、甘い飲み物を大量の飲むと血糖値が急上昇して体に負担をかけてしまいます。
このようなライフスタイルが習慣になると気づかないうちに疲れやすさ、肩こり、集中力低下、便秘などの体の不調が増えていき、いずれ糖尿病などの本物の病気につながっていくんですね。
ちょっとした知識が一つあるかどうかで生活の質は変わります。
ぜひ参考にしてみてくださいね。