栄養ドリンクは飲むと老ける/アンチエイジング実践講座

以前、体を壊して寿命を縮める食品として「砂糖」についてお伝えしました。

 

その砂糖ですが、多くの人が健康食品の一種だと勘違いして飲んでいる「栄養ドリンク」にも大量に含まれます。

そもそも栄養ドリンクは「栄養」と呼べるものはほとんど含まれておらず、大量の砂糖による健康被害の方が大きい不健康ドリンクなのです。

栄養ドリンクを飲みすぎると砂糖の害を受けるので骨が弱くなり、シワが増え、肌がたるみ老け見えになり、腸内環境が悪化し便秘がちになり、太りやすくなり、メンタルも弱くなります。

たくさん「栄養」をとったつもりでも、むしろ体が弱っていくことになるのです。これは「エナジードリンク」も一緒です。

人生100年時代に健康を維持してアンチエイジングを実現するには、栄養ドリンクに手を出してはならないのです。

そんな栄養ドリンクについて紹介していきますね。

栄養ドリンクは、ほぼ「砂糖水」

商品によって違いはありますが、その主な成分は「タウリン」「カフェイン」「糖分」です。

タウリンは、牡蠣やタコやシソの葉などに含まれる成分です。1000mg(1g)で、シソの葉2枚分くらいの量に当たります。

タウリンには精神的な疲労を回復する効果が認められてはいるものの、栄養ドリンクに入っている2gや3g 程度でどれほどの効果があるのかは実は誰もわかっていないのです。

ということは、タウリン○○mg配合といっていても効果は不明ということです。

そして栄養ドリンクの成分のほとんどは「カフェイン」と「糖分」です。「栄養」と呼べるものではありません。

栄養ドリンクはほぼ「砂糖水」と思っておくと良いですね。

カフェインは脳を活発にする働きがあり、糖分は一時的には集中力を高めたり疲れを忘れさせたりしてくれます。

ただ糖分は少しならいいですが、栄養ドリンク1本にはスティックシュガー7本分もの糖分が入っているのです。 

出典:カウネット

 

これを日常的に飲んでいたら肌のハリやツヤが失われていき、老け込んできシワが増え、栄養補給以前に体が壊れてしまいます。

血糖値スパイクで「糖尿病」行き

栄養ドリンクで元気になった気がするのは、主に大量の「カフェイン」と「糖分」のせいなのです。特別な栄養のせいではありません。 

糖分を一度に大量にとると血糖値が急上昇して、一時的に元気になったような気になります。しかし、その後に血糖値が急降下するので切れた時にどっと疲れが出てきます。

それにこのような血糖値の急上昇と急降下は「血糖値スパイク」と呼ばれ、糖尿病を引き起こす原因ともなるのです。

出典:社会医療法人 製鉄記念八幡病院

 

栄養をとったつもりで病気になるのは本末転倒ですね。

健康的な疲労回復

集中力を高めたり疲労回復をしたいのであれば、栄養ドリンクなどを飲むよりもアイマスクをつけ15分でも昼寝した方がよほど効果的です。

昼寝の前にブラックコーヒー(砂糖なし)を飲んでおくと、目覚めやすくなりカフェインで脳の活動も高まります。

もちろん砂糖の影響でシワやたるみが増えるなどの余計な副作用もありません。

ちょっとした知識一つがあるかないかで、毎日のパフォーマンスも将来の健康も変わるのです。まずはできるところから知識を使ってみてくださいね。

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