ハイコンセプト&ライフシフト/100年時代の創造性

今回は「ハイコンセプト」「ライフシフト」2つの本を元にして、創造性について書いていきます。

創造性の価値が高まる

まずハイコンセプトについて、一言でいえば「新しいことを考え出す人がこれから活躍しますよ」という話です。

言い換えれば、「創造性の価値がこれからさらに高まりますよ」ということです。

世の中にはモノが溢れ、機能的には十分でどれもそれほど変わりません。それにAIの進化などで単純作業や知識だけでできる仕事は次々コンピュータに置き換えられます。

そんな中で生きるのに大切になるのは、既成概念にとらわれずに新しい視点から物事をとらえ、新しい意味づけをする力です。

新しい「コンセプト」を作る力とも言えますね。

これは設計者に与えられた枠の内側でしか動けないAIにとって、根本的に不可能なことなのです。

創造を後押しする教育

一方の「ライフシフト」でも、これから求められる知識やスキルとして同じく「創造性」をあげています。

イノベーション能力と創造性の価値が大きくなり、アイディアや創造を後押しする教育の重要性が高まる。

誰にも情報が行き渡る中で、情報量や知識量で人と差はつかないのです。それよりも、その知識を使ってどういう体験をしたか、何を創り出したかで差がつきます。

今までにない新しくて面白い価値を創り出す能力を身につければ、この情報社会では非常に有利な位置に立てるということです。

そして、創造性の大部分は伝統領域の境界を超えることにあります。

既存の領域、伝統、これまでの常識を超えることで、今までにない新しい価値を創っていく。それが時代を一歩進める力になります。

 

どちらの本も世界的ベストセラーですが、これからさらに「創造性の価値が高まる」ことで意見は一致しています。

MBA(経営学修士)よりMFA(美学修士)、ロジカルシンキングよりアート思考の価値がより高まるのもわかりますね。

創造性を高めることで、自分自身や自分の周りの人たちもさらに楽しく生きやすい世界ができそうですね。

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