マーケティングに携わるならコピーライティング力を磨くことは必須ですね。
コピーライティングとは、ただ文章を書く力ではなく、セールスコピー、つまり「売れる文章を書く力」です。
コピーライティングの考え方やスキルが身に付くと、マーケティングをやる上で次から次へとメリットを感じ続けることができるでしょう。
【コピーライティングで得られるメリット】
✔︎ 「売れるコンセプト」を作れるようになる
✔︎ 「売れる商品」を作れるようになる
✔︎ 「売れる広告」を作れるようになる
✔︎ たった一言のキャッチコピーだけで売れるようになる
✔︎ LINE、メール、HPなどで相手に「欲しい!」と思われる文章が書ける
✔︎ 「売れない商品」を「売れる商品」へと言葉だけで転換できる
要するに、コピーライティングを身につけると「いろんなものが売れますよ」ということです。
そんな、マーケティングに携わる人にとってメリットだらけのコピーライティングについて、参考になる本の一つが今回紹介する「セールスコピー大全」です。
売れるコピーを書くためには「考え方」と「作り方」を身につければ良いんです。
特徴や機能では売れない
中でも特に重要な「考え方」について、よくある失敗として商品やサービスの「ベネフィット」ではなく「特徴やメリット」を訴求してしまうことがありますね。
たとえば、肩こりに悩んでいる人は「3分で肩周りがほぐれるローラー」が欲しいわけではないんです。「肩こりがスッキリする」という未来の姿が欲しいんです。
美容液を買う人は、最新の美容成分が欲しいわけではないんです。それを使うことでいつまでもキレイで若々しくいられる未来が欲しいんです。
それにもかかわらず、いくら成分や機能の凄さを伝えたところで「欲しい!」と思ってもらうことはできません。
自分に置き換えてみるとさらにイメージしやすくなりますね。
それが相手にとってどう良いの?
たとえばTシャツを買う場合、希少な◯◯繊維を使って、最新の◯◯加工をほどこしたTシャツと聞いても「欲しい!」と思うことはありません。
「それが自分にとってどう良いか」が全くわからないからですね。
でも、これは「ひんやりする素材で作られていて、汗をかいてもすぐ乾くので夏でも快適に過ごせます」と言われたら欲しくなる可能性がありますね。
「それが相手にとってどう良いのか?」「それを使った未来はどうなるのか?」、これがマーケティングでいう「ベネフィット」です。
ベネフィットなしで特徴や機能ばかり伝えたって売れないのです。
人は「変化」に対してお金を払う
人は「変化」に対してお金を払います。
その商品やサービスを利用することで、「なりたい自分になる」「やりたいことをやる」、それが人がお金を払う本当の理由ですね。
機能的な服を買って快適に過ごせる自分になる、おしゃれな服を買っておしゃれな自分になる、最新のスマホを買って人から凄いと思われる自分になる、ダイエット器具を買ってスマートでモテる自分になる。
結局、現代の消費の多くは「なりたい自分になる」ための消費です。
その商品やサービスを利用することで、「あなたはこんな風になりますよ」とありありとイメージを伝えられると、それに共感する人から「欲しい!」と思ってもらえるのです。
マーケティングの重要ポイントの一つである「ベネフィット」を理解するためにも、コピーライティングを学ぶことは役立ちますね。
他にも、この本では具体的なコトバの作り方から数々の売るテクニックまで、大サービスで書かれています。
マーケティングに携わるのなら、ぜひ手元に置いておきたい本ですね。