「ダイエットするにはカロリーを考えることが必要だ」というのは、ダイエットに失敗する人の特徴の一つです。
むしろ「カロリー無視」にこそダイエット成功の秘訣が隠されているのです。
今回はスタンフォード大学医学部のコースから、ダイエットについての話の続きです。
前回の記事はこちら↓
そもそも、なぜカロリー無視が良いのでしょう?それには3つの理由があるのです。
カロリー無視の理由1/カロリーはみな違う
「すべてのカロリーは一緒」という考え方をする人が多くいます。野菜でも肉でも油でも、カロリーが一緒なら体の反応は同じというわけです。
しかし実際にはその考えは残念ながら間違いなのです。
「ブロッコリー」 と「甘いお菓子」からとったカロリーが数字上では一緒でも、太りやすさはお菓子の方が上なのです。
これは「代謝」「酵素」「ホルモン」「腸内細菌」なども関わってくるのであまり詳しくは書きませんが、人の体は同じカロリーに同じ反応をするほど単純ではないということですね。
カロリー無視の理由2/計算が非効率
そもそもカロリーを正確に測ることは難しいですし、なんといってもめんどうです。
めんどうなことは続きません。続かないダイエットに長期的な効果はありません。
それに、腸内にどんな細菌が多いか少ないかで、同じものを食べても吸収されるカロリーは変わります。同じおにぎり一個食べたとしても、誰もが同じカロリーを吸収するわけではないのです。
腸内細菌の割合や数まで考慮に入れてカロリーを正確に計算をするなんて不可能ですね。
カロリー無視の理由3/体の声を聞かなくなる
私たちは毎日活動量が変わります。通勤や買い物などで動く量も変われば、ホルモンの周期によって基礎代謝の量も変わります。
つまり、体に必要なエネルギー量は毎日違うものなのです。
それなのにカロリー計算して一定のカロリーをとろうとすると、必要量と摂取量のバランスが崩れて体調を崩します。
頭で計算して食事をとるより、お腹が空いたかどうかという「体の声」に従った方がより賢く栄養をとれるんですね。
私たちの体は頭より賢いのです。
ダイエットには数々の「常識」がありますが、実はそれらは間違っていることが多いのです。特にダイエット市場は巨大なので、多くの企業や個人が参入して情報は玉石混合になっています。
間違った情報に流されると辛いばかりで失敗します。でも一方で、本当に価値ある情報を得られれば辛さは減って成功にも近づきます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。